ボクスター LSD組み付け その2
メンテナンスマニュアルを読む。
英語に加え、専門用語が多くて分かり辛い
オープンデフからリングギヤを外す。
PBの貫通ドライバーで優しく叩く。時には強く叩く。
外れた。
LSDに取り付ける。
リングギヤを暖める。
リングギヤのボルトは対角に
60Nmで締めて、最後に45°で締める。
45°締めはエアーインパクトを使った。
これは楽チン。
次にベアリング取り付け。
再利用するつもりでいたが、外れそうにないので新品を注文。
マニュアルにはベアリングを暖めろと書いてあるが、ベアリングは熱に弱いので暖めたくない。
そこでデフ側を冷やすことにした。
iタウンページで探す。
実家の近所にドライアイス屋があったなんて知らなかったよ。
3キロで1100円。意外と安い。
LSDの軸を冷やしながら、ベアリングを湯煎する。
スルッと入る。
途中で止まると二度と外せなくなるので、覚悟を決めて一気にやろう。
ベアリングのアウターレースも焼きばめだ。
整備書には 「ドリルで揉んで破壊して外せ」 とあるが、
そんなに磨耗していないので再利用することにした。
外した逆の順番でデフを戻していく。
メンテナンスカバーには液体ガスケットを忘れずに塗る。
オイルはいつものこれ。
ロドスタのトルセンLSDも、ヴィヴィオの機械式LSDにも使っている。
オイル注入装置w
試走した感想。超完璧。
有り得ないくらいのコーナースピードで曲がれる。
感覚的にはSタイヤを履いたランエボより速い。
ナンカンタイヤでよくこんなに曲がるもんだ。
だがLSD付きでも全開走行だとトラクションコントロールが介入してしまう。
前輪と後輪の回転差があると、燃料カットが1秒ほど入る。
本気で走るときはトラクションコントロールを解除した方が速い。
余ったドライアイスでビールを冷やして乾杯!
350ml缶×6本がシャーベット状になるまで冷えた。
一方、ボクスターの加速は相変わらず残念だ。
次の課題はモアパワーだ。