ボクスター 冷却水漏れ修理 (走行距離99469km)

 

 

ある日突然、冷却水レベル低下の警告灯が点いた。

確認すると、リザーバータンクが空になっている。

 

継ぎ足しながら様子を見ていたが、100km走行で冷却水が1L減るようだ。

冷却水漏れは甘く見てはいけない。

突然オーバーヒートしてエンジンブローしてしまう。(ロドスタで実証済み)

 

 

ネットで調べると、ボクスターの持病があるらしい。

リザーバータンクの経年劣化による割れだ。

 

気が進まないが、新品部品と交換することにした。

 

 

まずトランク内の内装を剥がす。

水が流れた跡が分かる。

右手にあるのがリザーバータンク。

これを交換する。

 

 

ホースのクランプはエンジン側にある。

エンジンルームの上から外そうとしたが、どうやっても届かない。

この車は整備することが考えられてない。

基本的にエンジンを降ろさないと無理。

 

 

裏技を使う。

下に配管の固定ブラケットがあるので緩める。

 

 

 

そしてサブタンクを思いっきり引っ張ると、ホースクランプがトランク側に顔を出すので、すかさず外す。

破壊するつもりで思いっきり引っ張るのがコツ。

 

 

サブタンクの下部が割れていた。

ここから漏れていたのだろう。

 

 

新品のサブタンク。

古い部品とは色が全然違う。

そして45000円もする。高い!!

国産車の10倍!!!恐ろしい。

 

 

 

 

取り付け〜

 

 

完成。

アイドリングを1時間ほど続けて漏れが無いことを確認。

見た目も綺麗になった。

 

しかしポルシェの部品がこんなに高いと維持管理するのは大変。

整備性が悪いから工賃もすごく高いし、この車は一般人にはお勧めできない。

 

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