ボクスター パワーウィンドウ修理

 

 

ある日、運転席側のパワーウィンドウの動きがおかしくなった。

ボクスターは通常はドアノブを引くとドアガラスがほんの少し開くのだが、それが利かなくなった。

この機能が故障するとドアを閉めたときにガラスがサッシュの外にはみ出してしまう。

 

 

室内の操作スイッチでは上げ下げはできる。

ドアノブでの動作だけできないようだ。

 

さらに注意深く聞くと、モーターの音は鳴っていることがわかる。

ということは、ワイヤーの遊びが大きくなったか?

 

ということはアジャスター機能で遊びを調整すれば直るはず。

なので分解してみることにした。

 

 

内張りを剥がす。

ドアノブのカバーを取るとトルクスねじがあるので緩める。

ドアノブを引いた後ろにもプラスねじが隠れているので外す。

 

 

ドアポケットの横にトルクスねじ。

 

ドアポケットの中にプラスねじ。

 

 

これで内張りが外れた。とても簡単。

まるでパワーウインドウが壊れて交換することを想定しているかのよう。

 

で、見るとレギュレターのプラスチックが折れていた。

こうなるともう修理不可能。交換するしかない。

前のオーナーが5年ほど前にポルシェディーラーで交換しているのだが、また壊れてしまったようだ。

しかし、負荷のかかる部分に樹脂部品を使うのは何故なんだろう。ワザとか?

 

 

レギュレターを外す。

これも簡単に外せる。ロードスターより遥かに楽。まるで壊れることを想定しているかのよう。

 

 

モーターは再利用する。ボルト3本で分離できる。

 

 

レギュレターは社外品をアメリカから輸入した。

新品で36310円。

これでも高い気がするが、正規品は2倍もする。

 

プラスチック部分への負荷を減らすために、針金でテンションをかけておく。

これで寿命が延びるはず。

 

取り付け後、通常に動作するようになった。

あたりまえか。

 

こういう普通の修理作業はどうもやる気が出ないんだよね〜

 

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