NA6CE改 ターボ化 その8 ECUセッティング編


 

さて、実走してのセッティングだ。

ひたすら走り、ノッキングを感じたら点火時期マップを書き換えることを繰り返す。

 

遠くに見えるのは福島第一原発。

加速減速を繰り返すから、なるべく空いている高速道路が良いんだよね。

このまま仙台まで走る。

 

しかしこの時点ではまだ見落としに気づいていない。。。

ノッキングが出たら点火タイミングを遅らせれば良い。

そう、通常は。

 

10度も遅角したのにノッキングが収まらない。

暫く頭を悩ませていた。

圧縮比の計算を間違ったか?

水冷インタークーラーが容量不足か?

 

あるときふと思いついて、アクセスモニターで監視しながらノッキング発生領域の空燃比をチェックすると。

原因に気づく。

 

O2センサーのフィードバックから外れたときにノッキングが発生してる。

つまり

基本空燃比が薄いということだ。

 

 

 

インジェクターは1JZ-GTE、

エアフロはSW20、

ECUはNA6CE、

の組み合わせで、空燃比を「想定係数」で補正させていた。

 

この想定係数が間違っていたのだろう

 

係数をすこしずつ変更して8%程増量したところでノッキングが落ち着いた。

遅らせた点火時期を元に戻す。

 

 

凄く速くなった。

直線加速はインプレッサSTIより速いだろう。

 

しかし新たな問題発生。パワーが出ると共に水温の上昇が激しくなってきた。

26mm厚のラジエターでは役不足のようだ。

純正16mmよりは厚いのだが、日光サーキットはわずか2周で水温計の針がレッドゾーンを指す。

 

 

ということで買いました!

ソニックレーシング製 アルミ50mm厚 ターンフローラジエター

2017年に発売された新商品。

NA6CEロードスターが発売されて28年目なのに新製品が出るなんて感動するわ。

縦ターンフローなのでエア抜きが大変。

冷却効果は抜群だ。

 

 

次は終焉、パワーチェック。

体感からは230馬力あたりのはず。

 

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