VIVIO アライメント加工

 

 

私のヴィヴィオはリヤのアライメントが取れない。

というのは、車高をノーマルから80mmも下げているので、調整範囲を超えている為だ。

現在のアライメントはこうだ。

トーイン 2

ネガキャン 0.5

特にトーインがひどい。

希望としてはトー0度、ネガキャン1度あたりにしたい。

 


説明するまでも無い事なんだけど、暇つぶしに絵を描いてみた。

 

 

まずノーマル車高。

ヴィヴィオを横から見た図。

 

 

ヴィヴィオを下から見た図。

 

 

ヴィヴィオを後ろから見た図。

 

分かりやすいように大げさに描いたので、ツッコミは無しで。


 

 

そして車高を80mm下げるとこうなる。

トレーリングアームが上がり、ナックルが前に引っ張られる。

 

 

するとトーイン状態になる。

 

 

さらにトランスバーリンクも上がるので、ポジキャンになる。

これはマズい。

 


そこで、トレーリングアームブラケットをずらす加工をする。

 

結果。ナックルが後ろになる。

 

トーゼロになるはず。

 

 

 

しかし、ポジキャンは直せない。

キャンバーはショック下側ネジ穴を長穴加工すれば調整できる。

それはまた別の機会に・・・

 


 

では、実作業を進める。

 

トレーリングアームブラケットを外す。

 

 

 

トレーリングアームの取り付け穴をヤスリで長穴加工する。

計算では5mm削ればトーゼロになるはずだ。

 

 

こんな感じ。下が加工後。

 

 

トレーリングアームを取り付けてみると5mmの遊びができた。

 

 

このままだと、縁石に乗り上げたりした時にボルトがズレてしまうかもしれない。

そこで溶接で盛り、ズレ防止を作った。

 

 

横から見ると分かりやすいかな?

 

 

錆止め塗装をして完成。

 

 

ブラケット変更前のタイヤの位置関係。

ちなみにこれはリヤを両輪ジャッキアップしてショックが完全に伸びた状態・・・・

 

 

ブラケット取り付け作業の写真は取り忘れた〜。

 

 

 

アームの締め付けは 1G状態で行う。

これが足回り整備時の基本。

今回はジャッキで上げた。

これをやらずにそのままボルトを締めてしまうと、着地したときにゴムブッシュが捩れて車高が下がらなかったり、最悪ブッシュが切れることもある。

あ、ピロボールなら不要ね。

 

 

位置関係が変わってるので、トランスバーリンクも同様に一度緩めて締め直す。

スタビライザーも緩めて締める。

 

 

取り付け後。これもジャッキアップしている写真。

ホイールベースが5mm長くなった。

 

そしてトーを測定してみたところ、トーイン0.5度。

もう少しだったかな〜

でも多少改善されたので良しとしよう。 

 

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