ビート ブレーキ前後バランス調整

 

 

ビートはミッドシップエンジンで、

ポルシェボクスターと同じレイアウトだ。

 

なのにブレーキが全然効かない。

感覚的にポルシェの半分くらいの制動力でフロントがロックする。

リヤヘビーなのにブレーキの前後配分がフロントが強すぎる。

 

まあ、メーカーとしてはどんなユーザーが乗るか分からないので安全サイドに振っているのだろうけど、

この制動力では止まらなくて危険だ。

 

そこでPバルブを調整して、リヤの効きを強くすることにした。

 

 

マスターシリンダーを外す。

 

 

分解する。

 

 

右横のFtプリロードボルトを外す

 

 

スナップリングを外すと中のピストンが抜ける。

 

手持ちのクニペックス製スナップリングプライヤーでは外れない。

これだけの為に KTC製のスナップリングプライヤーが必要。

 

 

シリンダー内部。特に傷は無い。

 

 

前後バランスを調整するためにワッシャーを入れる。

外径20mm

 

厚みは 4mm入れる。

 

 

ワッシャーを一番奥に入れて、元通りにピストンを組み付ける。

ついでにパッキンも新品にする。

摺動部にシリコングリスを塗る。

 

さて、どのくらい変化したか。

実際に走って、ローター温度の上昇で比較する。

 

↓80km/hから停止直後のローター温度上昇からブレーキ前後バランスを計算

改造前 Ft 65 : Rr 35

改造後 Ft 60 : Rr 40

 

リヤの効きが強くなった。もう少し強くしても良いかも。

 

 

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