ビート エンジンボアアップ800cc その8 いざ始動!

 

2019年4月頃の作業です。

 

エンジンとミッションを結合して

 

ボディに積み込む。

2柱リフト&エンジンクレーン&フロアジャッキ&パンタジャッキの4つを駆使して位置決めする。

FRのロドスタ、FFのヴィヴィオ等よりはるかに難易度が高い。

 

ハーネスとホース類を接続

 

水・オイル注入

完成!!!!

ここまで6ヶ月、長かった〜

 

 

 

よし、いざ点火!

キュルキュルキュルキュル、

し〜ん。

おや?

 

掛からない。

燃料ポンプが動いていないぞ、、、トランクにあるヒューズは問題なし。

何だろう?メーターの照明が点かないが、関係ないだろう。

 

ググってみると・・・「ビートの燃料ポンプのヒューズはメーター照明と共用」 とのこと。

何と言う事だ。ホンダさん、そこは別にしてください。

アンペア設定がギリギリなので普通に切れるらしい。

ヒューズの番手を15Aに上げて対策した。

 

 

 

さて気を取り直して点火!

キュルキュルキュルキュル、、、 しーん。

あれー?

マフラーからガソリン臭がするので燃料は吹いているようだ。

プラグコードを外して回してスパークが飛ぶか確認。

・・・火花が出ない。

何でだろう?

 

燃料が吹いているためECUは生きていると判断する。

どうもイグナイタ、コイル、コンデンサ、メインリレーが怪しい。

この際に全部新品にすることにした。

ホンダディーラーで部品を注文。

27年前の電気部品が今でも手に入るのは流石。

点火コイル:30500-PH1-026

メインリレー:39400-SS1-003

イグナイタ:04301-PH3-505

コンデンサ:3050-P64-000

 

1週間後に部品が届いた。

イグナイタは新旧で形状が全然違う

 

ビートに付いていた部品はリレーと点火コイルは交換されていた形跡あり。

イグナイタだけが27年前のオリジナルだった。多分こいつか壊れたのだろう。

 

イグナイタを交換してプラグコードを外してセルを回すと、火花が飛ぶようになった。

これで掛かるはず。

 

 

 

いざ、3度目の正直だ、点火!

 

キュルキュルキュルキュル、しーん

えー?何でだー?

今度はマフラーからガソリン臭がしなくなった。

燃料ポンプは回っているので、インジェクター信号が出ていないようだ。

 

 

あと変えていない部品はディストリビュータ本体だ。

回転信号センサ、気筒判別センサが付いている。

どうも回転信号センサがクランキングの燃料噴射に関係している気がする。

シャフトの動きもかなり渋いことだし、ASSY新品を注文。

ディストリビュータASSY:30100-P36-016

上死点センサはカムプーリにあるが、点火するということは無関係。

 

1週間後にディストリビュータASSYが届く。

交換して、4回目の始動チャレンジ!

いざ!

キュルキュル、バン!ボボボボ・・・・

 

やった〜!

原因は3つ

@燃料ポンプヒューズ切れはホンダ仕様。

Aイグナイタ故障は寿命。

Bディスビは恐らく作業中にケーブルを引っ張って断線させてしまったのだと思う。

でした。

 

 

 

ディスビが壊れたあたりで信号出力を調べれば何か分かるかもとオシロスコープまで購入したが、部品交換で直ったので出番無し・・・

 

その9(ROMセッティング・実力チェック)へ続く

 

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