2016年夏 K4-GP 10時間耐久 前日
2016年8月15日〜16日 K4-GP 10時間耐久レースのレポート
まず、昨年からの変化点。 ・ブレーキパッド 昨年はブレーキトラブルにより、9時間目にリタイアとなった。 日新某のブレーキパッドが座金まで全て擦り減って無くなり、キャリパーピストンで直接ローターを抑えていた。 今年のブレーキパッドはいつものNTB製なら安くて実績があるけど、 ここはあえて新規採用してみることにした。プロジェクトμの RACING N1だ。 高いから安心できるだろうという考えから選んだ。 ・スーパーチャージャー スーパーチャージャーの駆動ロスを低減させるためにポート形状を菱形から四角に変更した。 効果は、最高速214km/hと数字には出ているが、体感では全く分からない。 ロドスタが速過ぎるから、たまに乗るヴィヴィオの僅かな変化など分からないのだよ。 ・ロールバー レギュレーションが変更になり、ロールバーの材質がアルミ禁止とされた。 鉄製の3点式以上との記載があるため、クロモリ3点式+アルミ1点式のハイブリッド4点式ロールバーとした。 車両重量が595kg→605kgに増加。 ・ドライバー そしてトミーは+3kgの増量。 スタミナアップのため、脂肪を蓄えた。
|
|
■8月15日 前日 前日のスケジュールは練習走行と車検だ。 トミーは14日まで仕事をしており、帰宅してから荷物の準備をしたり確認などで就寝は23時。 15日の朝3時半に群馬を出発。 #199はナンバー付きなので自走で富士スピードウェイに向かう。
ピットは27。 STIの辰巳英治監督のTEAM MINILITEと同じピットだ。 練習走行が9:20〜11:20
練習走行前にアライメント調整と空気圧調整をする。 そして練習走行。小雨が降り続き、路面はウェット。 ドライバー5人で各自20分づつくらい走行する。 皆の感想としては以下。 @フロントのブレーキがすぐロックする。 Aブレーキ時ジャダーでハンドルが左右に振られる。 Bブレーキのコントロールの幅が狭く乗りづらい。
ローターは昨年の固着ロータ−をそのまま使用していること、が原因だろうとの事だったので、皆で相談してブレーキ交換を決断。 しかしいつものNTB製パッドが群馬にあるため、群馬まで戻ることになる。 この時点で11時。往復で18時には戻れるだろう。 トミーとS本氏の2人が群馬に行き、T吉氏、S水氏、S籐氏の3人が残り車検と本番の走行準備を行うことにした。 朝3時半に群馬を出たばかりでまた戻るとは思わなかった。 パッドは新品があるけど、ローターは無いので#27 TEAM MINILITEのS田氏に中古のローターを譲ってもらえるようお願いした。 |
|
車検が13:00〜18:00 ■車検チーム(T吉・S水・S藤) ・車検では、スタッフからゼッケンの問題を指摘される。 ・『ゼッケンの青枠をガムテープで隠しちゃダメだよ〜。』、『しかも貼る位置は、ドアの真ん中ではなく前の方のドアミラーの下辺りに貼らなきゃ。』 『レギュレーションの図でもそうなってたでしょ〜?』、『上位常連チームなんだからさぁ〜、他のチームの模範になってねっ。』との指摘。 ・もちろんゼッケンを毎回買い直すお金をケチってガムテで貼ってますと言えるはずもなく、『解りましたっ!貼り直しておきますっ!』と笑顔で回答。 ・『ゼッケン修正後の確認はあえてしないけど、宜しくねっ。』と言われ、『はいっ!ちゃんと直しておきますっ!』と笑顔で回答。 ・その他では、ミッションのオイル滲みの指摘。「きちんと拭きとってね」で終わり、一安心。それと、バッテリーターミナルの保護を指摘された。 ・室内では、ベルトの指摘。「古すぎて変色してるでしょ。命を守る装備なんだから、次は新しい物にするように。周りの見本になるようにしてね。」 ・車検終了後、土砂降りの雨の中、給油。完了後、牽引でピットへ向かうが、車内も濡れてしまい、窓は真っ白。曇り止めしていたのだが...。細心の注意を払い、ピットへ。 ・早速戻ってゼッケンの修正に入る。黒いガムテを剥がして、位置を修正し、透明なテープで雨が降っても剥がれない様隙間ができないように綺麗に貼っていった。 ・ボンネットのゼッケンも同様に貼ったが、うねっているせいもあり多少の浮きが生じるので、『ココだけは貼っちゃうかっ』ってなって、離形紙を剥がししっかり貼り付けた。 ・ローターは、MINILITEチームからレースで15時間以上使用したものを譲り受ける。 ・17時頃パッド到着と同時にブレーキ交換作業とクロメン取付部のチューニングを行った。 ・また、その他作戦表の貼り付けや給水ボトルケースの固定、給水ホースクランプの修正、曇り止めとガラコの強化などを施し、作業完了。 |
|
民宿「みゆき」に帰り、近くのラーメン屋で食事兼作戦会議。 ・今年は、チームFHIとしての集大成と位置づけ、絶対総合優勝を誓う。 ・ドライバー順としては、 @スタートは、レース全体の流れを作る重要な区間なので、S本氏に決定。 A集大成として優勝するなら、最後のチェッカーはぜひトミーということで、アンカーは決定。 Bレース経験のある人とない人とを交互に配置しようということで、3番手がT吉氏。 C前日の天気予報で、夕方に雨が降るかも・・・ということで、滑る路面でもOKと言ってくれたS藤氏を4番手。 以上より、S本⇒S水⇒T吉⇒S藤⇒トミー に決定。 風呂に入ってから、給油タイミングや周回ペースなどの作戦表製作ををS本氏に任せて、早々と寝る。(酷い) S本氏の作戦検討は0時頃まで掛かったようです。 |