ボクスター クラッチレリーズフォーク修理
2020年5月27日〜2020年6月13日の作業
クラッチが切れなくなった。
走行距離13万キロ
クラッチレリーズシリンダーの不良と思い、新品にしたがレリーズシリンダーのロッドが外れてしまう。
ミッション内で何か異常が起きているに違いないと考え、ミッションをおろして内部を確認することにした。
途中を省いてミッションが下りた写真。
ボクスターのミッションおろしは簡単。
外す順番は、リヤウイング、リヤバンパー、マフラー、アンダーカバー、リヤメンバー、触媒、ドライブシャフト、トランクリッド、フードカバー、インテークパイプ、シフトケーブル、クラッチレリーズシリンダ
で終わり。5〜6時間くらい。
普通のFF車とかだとラジエターとかコンデンサの液物・ガス物が加わるので、それより気持ちはずっと楽。
工具はソケットを10mm、11mm、12mm、13mm、14mm、15mm、16mm、17mmとすべて使い分けるのでサイズ違いに注意。
特殊工具が1か所、ミッションとエンジンの結合のボルトがトリプルスクエアの8mmだ。
しかも狭いのでソケットは入らない。HAZET 2212-8 にメガネレンチ8mmを組み合わせて使うのがお勧め。
さて、降りたミッション側を見ると、、、
シフトフォークが割れてるねえ〜
刻印は MPU 012 141 719 B
クラッチディスク
減りすぎて無くなる寸前。
部品番号 M27C69A
クラッチカバー
部品番号 986.116.028.03
こちらも削れてダメだな。
あとレリーズベアリングも回転がゴリゴリで終わってた。
ポルシェのことだから、クラッチディスクが減ってくるころにフォークが折れるよう強度計算してあったりして。。。
新調する部品はクラッチカバー、クラッチディスク、レリーズベアリング、レリーズフォーク、レリーズシリンダー、レリーズスプリング、レリーズボルトだ。
レリーズフォークの新旧比較。
MPU 012 141 719 E と末尾のアルファベットが変わってた。
微妙に形状が違う。対策品かどうかは不明、
元に戻して完成。復旧作業で10Hくらい。
クラッチペダルが劇的に軽くなった。
元の1/3てとこかな。