エンジンボアアップ 1977cc化 そのC

 

 

STDサイズのメインメタルを買い直した。

0.25オーバーサイズは利用する機会が無いので、即廃棄した。(泣

正月休みを逃したので時間が無く、2ヶ月遅れの作業だ。

 

メタルを入れて、オイルを塗る

 

 

クランクを置く

 

 

キャップ側にメタルを入れる

 

 

オイルを塗り、キャップを組み付ける。

 

コンロッドを組み付ける

 

 

 

ついでにオイルポンプを強化する。

どうしても高回転まで回したくなるので油圧を上げる。

欠点として、ポンプ駆動にパワーが若干奪われてしまうのだが、壊れるよりは100倍マシ。

腰下を下ろした時に必ずやる様にしている。

 

バラしたオイルポンプ

 

 

純正の対策品に変更する。左側が対策品。

プランジャはNA8用が長くなっており、高回転時の油圧が安定する。

でもNB型になって短く戻したみたい。コストダウン??

スプリングはNB2型以降からバネレートが高くなっており、油圧が高くなる。

プランジャ部品番号:JF01-14-115

スプリング部品番号:FE5A-14-116

 

リリーフ穴にプランジャが引っかからない様に、角を軽く削って滑らかにする。

 

 

さらに油圧を高くする為に、ワッシャーを入れてプリロードをかける。

Rev.3エンジンでは0.8mm×2枚入れたが、ちょっと油圧が高過ぎる感じがしたので、

今回は0.8mmを1枚にしてみた。

 

完成。割りピンで止めるのはちょっとコツがいる。

 

クランク前側のオイルシールを打ちかえる。

裏から押してやれば抜ける。

 

 

新品のオイルシールを入れる。

固いが、変な道具を使って傷つけないように指で入れる。

 

クランク後ろ側のオイルシールを入れ替える。

 

こちらは側はかなり固いのでゴムハンマーで優しく叩いて入れる。

 

液体ガスケットを塗って組み付け。

 

オイルパンのガスケットも新品にする。

 

バッフルプレートに液体ガスケットを塗って取り付ける。

 

オイルパンにも液体ガスケットを塗る。

 

 

オイルパンを組み付け。

 

ウォーターポンプを新品にする。

ロドスタのウォーターポンプはあまり壊れた話は聞いたことがないが、降ろしたついでだ。

 

オイルエレメントのジョイントを入れる。

 

全ネジなのでダブルナットで取り付けるのが基本だが、根元をプライヤーで回して取り付けても全く問題ない。

 

 

いよいよ、Rev.3エンジンを降ろす。

 

腰下だけの交換なので、ヘッドは再利用する。

車載でヘッドとブロックを分離して、別々に降ろす。

 

ハイ、降りた。

 

 

左が降ろしたRev3 1929cc、

右が今回載せるRev4 1977ccの腰下だ。

 

エンジンクレーンは便利だ

 

 

ヘッドを載せる。

ヘッドガスケットは純正の0.8mmだと、圧縮比11.0になる。

しかし仕様変更してマルハの2.0mmにした。これだと圧縮比9.7になる。

 

もう少しで完成。

今回は腰下だけの交換、しかもボアアップのみなので、外観の変化は皆無だ。

 

大きな変化点としては、圧縮比を9.7に設定したのでレギュラーガソリンを使えることだ。

エコノミー仕様で仕上がった。

 

さて、退屈な慣らし運転の始まりだ。

 

 

 

スペック詳細