ロードスター 1977cc 可変バルタイ化 その@

 

 

ロドスタがエンジンブローしたので、心機一転Newエンジンを仕立てることにした。

 

エンジンブローの原因はラジエターホースのパンクによるオーバーヒートだ。

<<<以下、回想>>>

2012年4月

関越道を元気に走っていたところ、ふと水温計を見ると針がHiに張り付いている!

反射的に、ヒーター全開にする。

次のPAまで行かないと。

80km/hまで速度を落としてなるべくアクセルを踏まないようにして走る。

が、徐々にパワーが落ちてくる。

やっとの思いでPAまで辿り付き、ラジエターキャップを慎重に開けると、、、水が入っていない。

ペットボトルに水を汲んで継ぎ足したところ、入る入る。3Lも補給できた。

確か満タンで4Lだったはずなんだが、殆ど残っていない状態だったようだ。

この状態でエンジンをかけるとラジエターホースから水が噴出してくる。

劣化による破れだ。

 

一般道に下りてホームセンターで工具を揃え、ラジエターホースの破れたところを応急処置してなんとか帰宅。

 

その後、ホースを新品に交換したところ、ブローバイが異常に多いが気にしなければどうということもないので問題なく走っていた。

 

そして2013年1月

やはり気になって圧縮測定をしたところ、1気筒が抜けてることが判明。

他の3気筒もやや低め。

オーバーヒートから9ヶ月経ち、ようやくエンジンブロー確定となった。

 

<<<回想終わり>>>

 

 

次期エンジンの仕様検討をする。

 

まず現在の不満・満足なところはこれだ。

@ハイカム264-256のため、低速トルクが無く、街乗りが非常に辛い。

2000rpm以下は殆ど使えないのよ。

 

Aエアコンが無い。

・・・う〜ん。これは保留で。

 

次に良いところ。

@加速が良い。S2000に匹敵するくらい速い。

A燃費が良い。NA6CEのECU改造を極めたと思う。

 

以上の良いところは残しつつ、欠点を補うエンジンにしたい。

 

ということで、最後の砦、可変バルタイにチャレンジすることにした。

街乗り可能で快適な車になるだろう。

 

どのエンジンを流用するかを検討する。

簡単に歴代ロードスターのノーマルスペックとTOMY号の比較をしてみる。

車両型式 NA8C NB8C Sr.1 NB8C Sr.2〜Sr.4 TOMY号Rev4
エンジン型式 BP-ZE BP-ZE BP-VE BP-ZE
排気量 1839 1839 1839 1977
カム作用角 IN 233 241 241 264
カム作用角 EX 250 242 248 256
出力向上機構 なし 可変吸気管長 可変バルタイ なし
馬力 130 145 160 約180

 

NB8CのSr.2からVVT-iが採用されている。これを中古で買い、載せ換えたい。

 

そして肝心のバルタイ制御だが、アメリカのショップからVVT-iのみを単独で制御する基盤が売られている。

http://www.diyautotune.com/

こいつの利点はECUと完全に独立しているため、基盤が壊れてもVVTが動作しなくなるだけで、エンジン制御には影響しないってことだ。

また、改造を極めたNA6CEのECUを使えるのも魅力。

 

もしろん、ただ載せるだけでは面白くないので、1977ccのボアアップを織り込む。

 

 

ここまで、次期エンジンの仕様をまとめると、

シリンダーヘッド BP-VE (NB8C Sr.2)
シリンダーブロック BP-ZE (NA8C)
オイルパン BP-VE (NB8C Sr.2)
オイルポンプ BP-VE (NB8C Sr.2)
ピストン RB26DETT (BNR34)
エアフロ 3S-GTE (SW20)
インジェクター 1JZ-GTE (JZX100)
ECU B6-ZE (NA6CE)
VVT-i制御 VVTuner (DIYAutoTune)

という構成になる予定。

予想馬力は単純計算で173馬力だ。

 

 

そのAへ続く