ロードスター 1977cc 可変バルタイ化 そのA

 

前の更新から大分時間が経ってしまった。

 

前回までのおさらい。

ポイントはお手軽に可変バルタイにすることだ。

1.シリンダーヘッドだけを可変バルタイ機構が付いているものに載せ代える。
2.バルタイ制御は独立した基盤で行う。

以上。

 

 

ともあれ、まずはブローの症状を詳しく調べるとしよう。

圧縮抜けとブローバイ増加だから、ピストン棚落ちだと予想。

さっさとエンジンを降ろす。

エンジン降ろし作業は特に面白い事は無いので、説明を省略。

 

さっさとヘッドをバラす。

ピストンが見える。

棚落ちはしていないようだが。

 

おや?何か変だぞ。

バルブリセスが入っている!

切った覚えは無いのに。

↓拡大。

4気筒とも綺麗に、バルブとピストンが当たってた。

オーバーラップ広げてトライしてた時かも。

軽い接触だからどうということは無いだろう。うん。

 

 

次にピストンを抜く。

棚落ちはしてないようだが。。。

 

 

じっくり見ると、

なんと、1STリングの溝が広がってる!

上下に1mm程遊びがある。

 

 

↓が正常な隙間。

 

オーバーヒートでアルミが柔らかくなって歪んだっぽい。

 

オーバーヒートするとこうなるんだ。

 

 

分析の結果、広義でのピストンの棚落ちだと判明した。

スッキリ。

 

シリンダーブロックはオーバーヒートによる損傷がないようだから、そのまま流用することにする。

さすがALL鉄ブロック!!

 

 

 

そのBへ続く