前の更新から大分時間が経ってしまった。
前回までのおさらい。
ポイントはお手軽に可変バルタイにすることだ。
1.シリンダーヘッドだけを可変バルタイ機構が付いているものに載せ代える。 |
2.バルタイ制御は独立した基盤で行う。 |
以上。
ともあれ、まずはブローの症状を詳しく調べるとしよう。
圧縮抜けとブローバイ増加だから、ピストン棚落ちだと予想。
さっさとエンジンを降ろす。
エンジン降ろし作業は特に面白い事は無いので、説明を省略。
さっさとヘッドをバラす。
ピストンが見える。
棚落ちはしていないようだが。
おや?何か変だぞ。
バルブリセスが入っている!
切った覚えは無いのに。
↓拡大。
4気筒とも綺麗に、バルブとピストンが当たってた。
オーバーラップ広げてトライしてた時かも。
軽い接触だからどうということは無いだろう。うん。
次にピストンを抜く。
棚落ちはしてないようだが。。。
じっくり見ると、
なんと、1STリングの溝が広がってる!
上下に1mm程遊びがある。
↓が正常な隙間。
オーバーヒートでアルミが柔らかくなって歪んだっぽい。
オーバーヒートするとこうなるんだ。
分析の結果、広義でのピストンの棚落ちだと判明した。
スッキリ。
シリンダーブロックはオーバーヒートによる損傷がないようだから、そのまま流用することにする。
さすがALL鉄ブロック!!