※いつもより画像サイズを大きくしてあるので重いかも。
唐突にそれは起こった。
2007年12月某日。ロドスタの車検を受けるため、休暇を取って陸運局に赴いた。
私のロドスタは若干のオイル漏れがあるので、当日の朝にジャッキアップしてオイルパンとミッションをパーツクリーナーで念入りに掃除した。
陸運局の事務所で書類手続きを済ませ、あとは検査ラインを通って終了するはずだった・・・・
検査員「ヘッドライト点けて」
私「はい」
検査員「ウインカー点けて」
私「はい」
検査員「ワイパー動かして」
私「はい」
検査員「ブレーキ踏んで」
私「はい」
検査員「ハザード点けて」
私「はい」
検査員「バックに入れて」
私「はい」
検査員「ボンネット開けて」
私「はい」
検査員「んー?」
私「え??」
検査員「これエンジン載せ換えてあるね。車検通らないよ」
私「は、はあ。」
いきなりのことだったので思考が停止してしまった。
何故今更?
2年前と4年前の車検もBPエンジンだったが、ここの陸運局で受かっているのに〜。
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気を取り直して、
エンジン載せ換えてるのは事実だし、運が悪かったと諦めよう。
即効で近くの大手ショップに行き、構造変更申請の依頼をしてきた。
日産系のチューニングで有名なショップでRBエンジンスワップなども得意らしい。
まず見積もりがでたら連絡するとのことでショップを後にした。
そして翌日に見積もりが出た。一瞬、耳を疑った。
なんと!25万円ですと!!?
いくら有名ショップだからってボッタクリ過ぎだろ〜
構造変更の代行手数料でそんな高額な支払いには応じられないので、丁重にお断りした。
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そこで自分で構造変更申請を行うことにした。
陸運局で構造変更したい旨を伝えて書類をもらってきた。
記入するにあたって、しらいまさや氏 の マーク2ワゴン Turbo R 構造変更の書類を参考にさせて頂きました。
まずは改造自動車届出書。
届出先が栃木運輸支局になっているのは構造変更が初年度登録の陸運局でしか申請できないからだ。
あと、字が汚いけど、これが限界。でもやる気は充分だ。ヽ(゚∀゚)ノ
届出書の2枚目。どの書類を提出するのかを事務の人がマルを付けてくれた。
次に改造概要等説明書の1枚目。
数値は雑誌とネットで調べた。
車高と車重は検査時に実測するので空欄にする。
改造等概要の2枚目。
何を改造したか記載する。
記述した他にブレーキとかステアリングギヤボックス等を変更してあるが、
エンジン載せ換えで必要なのは動力伝達装置だけなので書かなかった。
そして改造部分詳細図だ。
エンジンの写真は雑誌からスキャナーで取り込んだ。
雑誌はカラーだったがボロが見えないようにワザとモノクロにした。
だってエアフロとイグナイターはNA6CEのままだし、サージタンクはNB8だからね(;・∀・)
本当は1928ccで170馬力出てるけど、あくまでノーマルBPエンジンてことで。
マツダのパーツカタログから絵を拝借。それっぽく見える。
でもミッションは特に書く必要は無い。
クラッチについて書く。だがこれも特に不要だったりする。
そしてプロペラシャフトの寸法を記載する。
エンジンを載せ換えたときはプロペラシャフトの強度を必ず聞かれるので、ちゃんと書こう。
私は寸法をディーラー聞きに行く暇が無かったので、適当に実測して提出したら、検査官から電話で指摘が来た。
でも検査官の方でNA8Cの寸法に訂正してもらいました。(´▽`) 下記書類の寸法は訂正後の値だ。
強度計算はBP用のプロペラシャフトを移植したので不要とした。
デフ、ドライブシャフトも書くが、やっぱり特にいらなかったりする。
これもページ数を稼いで見栄えを良くする為だ。(´ー`)
排ガス試験はBPの触媒を使用してるので不要と主張する。
車両形式の頭文字が E-○○○○○ となっている車両は昭和53年度排気ガス規制だ。
まずは以上の書類を提出して審査してもらう。後日実車の検査を受けて完了。
みごとNA6CE改の称号を貰いました。ヤッター>ヽ(^∀^ )ノ
かかった費用は印紙代の2350円だけ。ショップの100分の1の値段で済んだ。
期間は1ヶ月半かかってしまったが、忙しくなければ1週間で取れたと思う。
今回は仕事が忙しくて休みが取れなかったのと、引越しと、ヴィヴィオのエンジンブロー修理が重なって余裕がなかったのだ。