NA8改エンジンに載せ換えてから4年が経ち、この加速に物足りなくなってきた今日この頃です。
私のNA8改は(推定)150馬力。
NA8はノーマルで130馬力。
NB1は可変吸気管の採用で145馬力を発生。
NB2以降は可変吸気を廃止し、可変バルタイの採用で160馬力を発生している。
単にNB2エンジンとNB2制御系をそっくり載せ換えれば良いのだろうが、
今まで投資したパーツを無駄にしないために、腰下はNA8、ECUはNA6のままで
ヘッドの載せ換えのみでパワーアップできないかと検討してみた。
まずは各年式の仕様を調べた
年式 | NA8 | NB1 | NB2 | NB3 | |
馬力 | 130ps | 145ps | 160ps | 160ps | |
ヘッド | 型式 | BPE8-10-100A | BP4W-10-100 | BP6D-10-100 BP6D-10-100A |
← |
仕様 | 曲がりポートw | ストレートポート | ストレートポート 可変バルタイ 水穴拡大 |
← | |
ヘッドガスケット | 型式 | BP26-10-271 | ← | BP6D-10-271 | ← |
仕様 | 水穴拡大 | ← | |||
インマニ | 型式 | BPE8-10-130A | BP5A-13-100A | BP6D-13-100A | BP6Z-13-100A |
仕様 | 固定吸気管 | 可変吸気管 | 固定吸気管 | 固定吸気管 排ガス対応 |
|
サージタンク | 型式 | インマニ一体型 | BP5A-13-130B | BP6D-13-130A | ← |
仕様 | 小容量 固定吸気管 |
中容量 可変吸気管 |
大容量 固定吸気管 |
← | |
インマニガスケット | 型式 | BP05-13-111 | BP4W-13-111 | ← | ← |
仕様 | ストレートポート用 | ← | ← | ||
ブロック | 型式 | BP05-10-300N BP05-10-300P |
BP5C-10-300A BP5C-10-300B BP5C-10-300C |
BP5C-10-300C | ← |
仕様 | 剛性アップ? | ← | ← |
太字が今回採用することにしたパーツだ。
ヘッドはNB1、インマニ・サージタンクはNB2に決定した。
題してNB1.5エンジンといったところか。
まあ、ECUがNA6なので可変関係は使えないため、自然にこうなってしまうのだが。
そして今使っているハイカム264を流用する。
以上で目標馬力は控えめに170PSで。
まずは中古で買ったNB1ヘッドをオーバーホールする。
バルブステムシール交換と、ポート研磨をするために、コッターピンを外す。
適当なソケットを入れてハンマーで叩けば簡単だ。
全部バルブを外した。30分位。
外した部品は区別しておく。
画像を見て解る通り、室内作業です。
NB1ヘッドのINポート。NA8よりもきちんと作られている。
段差が殆ど無い。バルブステムがポート内に出ていない。そしてポートがストレートだ。これは良い。(* ̄▽ ̄*)ノ
手を加える所は余り無いけど、ポート内の僅かにある段差を削る。
ポートを軽く削った写真。まだ研磨途中。
ポート研磨が終わったら、水で切削粉を洗い落とす。
バルブステムの中とカムジャーナルは特に念入りに洗う。
ドライヤーで乾かす。3時間ほどこのままにしておけばヘッドがチンチンに熱くなって乾いてしまう。
乾いたら防錆油を塗っておこう。
バルブを組み付ける。
戻すのに4時間程かかった。15分×16箇所=240分。我慢どころだ。
終わった頃には日付が変わっていた。