ロードスター オルタネーター プーリー大径化

 

 

元々はvivioの燃費を何とかして向上させたいとの考えから思いついた。

これはそのトライだ。

 

まずオルタの抵抗というのはそのときの使用電力にほぼ等しい。

つまり、電力を使えばオルタの抵抗が増え、燃費は悪くなる。

 

例として、軽自動車の電動パワステ付き車なんかでハンドルを据え切りしたときにエンジンの回転数が落ちるのは

オルタの発電量が増えてエンジン負荷が増えたからだ。

 

さらに別の例としては、アーシングをしてヘッドライトが明るくなれば、燃費が悪くなる。

 

(ちなみにオルタの発電効率は50%程度だから、100Whの電力を得るためには200Whのエンジンパワーが必要。

だから古い車で何でもかんでも電気化すると燃費が落ちてしまう。

ハイブリッド車の回生ブレーキという発電装置があって初めて、燃費に貢献できる)

 

 

さて、少し話しがそれたが、ここまで書いた結論は、オルタのプーリーを大きくしようが小さくしようが、(発電に使われる)抵抗は変わらないとうことになる。

では何がしたいのかというと、プーリーを大径化することで、オルタの中にあるファンとベアリング駆動ロスを減らしたいのだ。

 

まず仕様検討。

アルミプーリーでワンオフ加工してもらう手もあるが、アルミは磨耗するので鉄プーリーにしたい。

というわけでプーリーを流用できるオルタを探す。

ロドスタのオルタのプーリー径はφ55。軸径はφ17。

 

 

スバル(日立製、デンソー製)と ホンダ(デンソー製)と 日産(日立製)のオルタを買ったが、プーリー形状が合わない。

 

良く見たら、ロドスタのオルタは三菱製だった。

 

というわけで三菱のシャリオ・RVR・ランサー等に使われているオルタが流用できた。

プーリー径φ65だ。

オルタ型番:MD190819

 

 

交換作業に移る。

オルタを外したところ。

 

 

左がNA8純正。右がRVR用。プーリーが2割程度大きい。

 

 

プーリーを外そうとしたが、人力では無理だった。。。

vivioオルタは緩んだのに〜

エアーインパクトで外す。あっさり一発で緩む。

ナットは24mm。

 

 

 

ロドスタのオルタにRVRのプーリーを移植。

ハイブリッドオルタの完成。

 

 

 

ベルトも交換する。プーリーが大きくなった分だけベルトを長くするのだ。

純正:4PK-885

変更後:4PK-900

取り付けたところ若干長め。4PK-895がベストだったみたい。

 

さて、無事に交換が済んだので、気になる結果発表。

 

 

・・・加速は、う〜ん。体感できない。

 

空ぶかしはちょっとだけ軽くなった。

 

これは微妙な軽量フライホイールのよう。

NA8 Sr1の8.9kg → NA8 Sr2の8.0kgに交換したときの感じに似ている。

 

微小だが効果あるはず、ということで良しとする。

 

デメリットは、アイドリング時の発電量不足。オルタ発熱による発電不良。

などが考えられるが、割り切って乗るので問題なし。

 

 

次はvivioオルタで実行しよう。

 

 

 

 

しかし色々買ったオルタがもったいなかったなあ。

ワンオフ削り出しでプーリー作ってもらった方が安かったかも

 

 

戻る