NA6CE改 BPエンジンRev.6 可変バルタイ用ハイカム交換 



馬力測定で169.5PSという数字をだしたが、Rev5エンジンと比較するとやはり少し物足りない。

 

ということで吸気側に可変バルタイ用ハイカムを取り付けた。

可変バルタイ用ハイカムは加工が手間がかかるらしく、\54,600もする。奮発したよ。

ついでに排気側はRev5エンジンお古の戸田ハイカムを取り付けた。

そして戸田レーシングのインナーシム変換キットも入れる。

これも\65,000とお高い。

 

<タペット重量比較>

NA6純正 HLA 52g
戸田 ラッシュアジャスターロック 49g
NB8純正 アウターシム 47g
戸田インナーシム 36g

軽い方が損失馬力を少なく出来る。。

 

 

スペックは下記

カム IN ○○製 252度 φ33 10.8mm
EX 戸田製 256度 φ36 9.0mm
タペット 戸田製 インナーシム INφ33、EXφ36
バルブクリアランス IN0.22±0.01 (メーカー推奨値通り)
EX0.23±0.01 (メーカー推奨値0.25)

 

これで試走すると、

 

・・・なんだこれ遅い

低速が全く無い、中速も無い、やっと6000rpmからトルクが出てくるが、それほど盛り上がらない。

おまけにパワーバンドが狭いため、7000rpmでシフトアップすると、失速する。。。

パワーバンドを外さず走るには気合入れて8000rpmでシフトチェンジするしかない。

でもそれほど速いわけではない。

原因は何だ?

 

EX側は前のエンジンで使用していた実績がある。

間違いなくIN側のカムが原因だろう。

252度 10.8mmというそれほど攻めていないスペックだが、低速スカスカになり、可変バルタイが台無し。

これなら固定カムだった前のエンジンの戸田カム264度10.0mmの方がよっぽど低速トルクがあったし、高回転も回る。

カムプロフィールが悪いのだろうか?

 

 

 

ということですぐにIN側カムを純正に戻す。

折角買ったインナーシムキットはIN側は基準円がφ33と異なるので使えない。。。

8個買いなおした。(泣)

 

そして、ここで一工夫。

IN側のバルブクリアランスを規定値より詰めることにした。

メーカー規定値が IN 0.20mm。

それを IN 0.16mm狙いにしてみた。

その目的はIN側のハイカム化だ。バルブクリアランスを詰めるとちょっとだけハイカムになる。単純計算で245度程度になってるはず。

変更した内容は下記

カム IN 純正 241度 9.5mm φ36
EX 戸田 256度 9.0mm φ36
タペット 戸田製 インナーシム
バルブクリアランス IN0.16±0.01(メーカー推奨値0.20)
EX0.23±0.01(メーカー推奨値0.25)

 

 

交換後に試走すると。

速い!!!!

怒涛の低速トルク、かつ8000rpmまで途切れなく続く加速!

あー良かった。吸気カムが足を引っ張っていたのね。

折角買ったVVT用のハイカムは廃却決定。まだ500kmしか走ってないのに。。

 

パワー測定の結果。

184PS/6400rpm、23.1kgm/5000rpm

大満足

 

変化点は 吸気のバルブクリアランス調整、排気カム変更、インナーシム化、 これだけで15馬力も上がった。。

加給器を検討していたけど不要だなあ。

NAで充分だ。

 

以下、最終スペック詳細(変更点は太字)

エンジン型式 BP-ZE
シリンダーブロック型式 NA8C 前期
種類 無鉛レギュラー
内径×行程 86.0×85.0 
排気量 1977cc
加給器 なし
ピストン BNR34 v-spec用 φ86 1.8mm面研
コンロッド NB8 Sr2
クランクシャフト NB8 Sr2
オイルポンプ NB8 Sr2
オイルパン NB8 Sr2 MBSP
シリンダーヘッド NB8 Sr2 VVT付
シリンダーヘッド面研量 0 mm
ヘッドガスケット 2.0 mm(マルハモータース)
圧縮比 9.7
カムシャフト IN 241°リフト9.5mm (純正)
EX 256°リフト9.0mm (戸田レーシング)
バルブタイミング IN

112.5°- 83.5°(可変式)

EX

109°

バルブオーバーラップ 11°- 54°
バルブタペット形式 インナーシム(戸田レーシング)
バルブクリアランス(冷間時) IN 0.16±0.01
EX 0.23±0.01
ポート加工 未加工
インジェクター SXE10純正 340cc/min 6孔
インテークマニホールド型式 NB8 Sr2
エアフロセンサー 3S-GTE流用 フラップ式
燃料ポンプ FD3S純正 145L
エンジンコンピューター 自作 NA6用を書き換え
VVTコンピューター DIY AutoTune製 VVTuner
馬力/トルク

184PS/6400rpm

23.1kgm/5000rpm

 


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