HKSターボキットの取り付け編
ポン付けキットでお手軽にしているため気に入らない点が4つ。
・インタークーラー無し
・ブローオフバルブ無し
・ウォーターライン無し
・オイルラインが悪い
メーカーにしてみれば「低ブーストだからこれで充分だ」との考えなのだろう。
とりあえず付けてみて不満が出たら変更しよう。
だが、一点だけ改造することにした。オイルラインの取り出し口だ。
キットに付いていたオイルホースがこれ。
オイル取り出しは吸気側の油圧センサーを外して、テーパーボルトを差し込む。
これによるデメリットが多数ある。
油圧センサーが使えなくなる。テーパーネジからのオイル漏れがある。作業性が悪い。オイルホースがエンジン上を通り見栄えが残念なことだ。
ブロック吸気側。写真中央左側が油圧センサー。これを外すのは許容できない。
↓このように作業性が悪く、インマニを外さなくてはいけない。オイル漏れした場合も見えない。
というように不具合が色々あるのでオイルラインを変更する。
NA8C時代のBPエンジンブロックには排気側にオイルと水の取り出し口がある。これを利用する。
ボルトのサイズはこれ。
(上側)水 M12 P1.25
(下側)オイル M10 P1.5
まず、キットについてきたオイルホースを切断する。こうすることで後に引けなくする、重要な行為だ。
3層構造で ステンメッシュ―ゴム―テフロンのようだ。
用意するもの
ブロック側 バンジョーアダプター SUS M10 南海部品で購入
タービン側 バンジョーアダプター SUS M12 南海部品の店頭に無いため取り寄せ
ブロック側 バンジョーボルト M10 P1.5 特殊サイズでEARL'S製しか見つからなかった。通販で購入※↓の写真右
タービン側 バンジョーボルト M12 タービンキット付属品を流用※↓の写真左は無関係
オイルホースはブレーキホースを使う。ナットがアルミのは不可。ステンレスにする。
ブレーキホース SUS 560mm GoodRidge
ライコランドで535mmを購入したが短かったため560mmを買い直した。
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作業途中の写真無いが、オイルラインは変更完了。スッキリして見栄えが良い。
ここまで組んだところで、私のロドスタはエアフローセンサがMR2のフラップ式を使っているために、キット付属の吸気配管が取り付けられないことが分かった。
キットはNA8Cのホットワイヤー式エアフロを前提としている。エンジン主機はBPに乗せ換えているのでタービンまではポン付けできた。
エアフロとタービン間の接続を考えなくてはならない。