2015年8月13日。曇り時々雨。
K4-GP 10時間耐久レースにて、ブレーキトラブルにより、残り時間50分でメインストレート後の1コーナーを真っ直ぐ突っ込み、リタイアとなった。。。
車載動画で確認すると100km/h以上で突っ込んでいるようだ。
FSWはグラベルが深いためドライバー、車両ともに無傷で済んだ。
直前まで常に表彰台圏内をキープしていただけにリタイヤが悔やまれる。
↓写真は残り2時間26分の時点。127台中で総合2位。
原因はブレーキパッド磨耗によるキャリパーピストンの変形。
Ftブレーキパッドが左右とも無くなって、座金のみとなっていた。
時計回りコースのため、一番負荷の高い左ブレーキは座金も磨り切れるほどだ。
座金が無くなると、キャリパーピストンが直にローターを押す状態になる。
最後は熱でピストンが歪んで動かなくなり、ブレーキが効かない。
↓写真は数日後の撮影。キャリパーが錆びているが、ピストンが歪んでいるのが分かる。
ピストンは傾き、中のOリングも融けている。
原因は何故か?
昨年までは 「丸中洋行 NTB ハイパーブラックパッド」 を使っていた。
これはよく効いて持ちが良くお勧めだった。いわゆる純正相当のパッド。しかも金額は純正の半額程度とお買い得。
そして今年はブレーキパッドを換えたてみた。
「日清紡 純正相当パッド」 最近CMで良く目にするメーカーだ。
値段はこちらも純正の半額程度と安い。効きは普通。
だが、持ちは最悪。
各ドライバーの話を聞くと600kmほどでパッドは無くなっていた様だ。
レースとはいえ、ブレーキ負荷の少ない雨天走行でこれでは、一般道でもすぐに減って無くなるだろう。
結果として性能は純正以下だった。
ロドスタ用にも日清紡のパッドを買ってしまったが、信用できないので使わず廃棄することにする。
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愚痴はここまで。
来年のために壊れたブレーキキャリパーを修理しなくてはならない。
だが、ヴィヴィオRX-Rに適合する中古ブレーキキャリパーは出てこない。
S/C仕様ならどれも同じキャリパーだが出ない、もう23年前の車だしなあ。
ということで代替品が無いか調べると、プレオのキャリパーが付くようだ。
プレオのキャリパーは2種類。S/C用をヤフオクで購入。
プレオキャリパーにするために下記の3部品が必要。
ガスケットワッシャー 部品番号114130151
バンジョーボルト 部品番号26536AA001
ブレーキホース 部品番号26540KE000
あとはパッドサポートをヴィヴィオ用を使うことでボルトオン交換できる。
※プレオのパッドサポートを使うにはハブハウジングの加工が必要。素人にはお勧めしない。
パッドサポート比較。左がプレオ、右がヴィヴィオ。
ブレーキパッドはヴィヴィオ用が使える。
パッド比較 上がヴィヴィオ。下がプレオ。
スライドピン比較。
左上 プレオアッパー、 右上 ヴィヴィオアッパー
左下 プレオロアー、 右下ヴィヴィオロアー
プレオのスライドピンは太くなっている。パッド片減り防止のためだろう。
必ずプレオのスライドピンを使うこと。間違えるとパッドサポートガタツキにより最悪はパッド脱落になる。
ブレーキホース比較。上がプレオ、下がヴィヴィオ。
ブレーキホースの締結が変更になっている。バンジョーボルトになって交換が楽。これは嬉しい。
ガスケットワッシャーは新品を使うこと。
作業時間1H。ボルトオンで簡単交換だった。
以上。