ビート エンジンボアアップ803cc その4

 

2018年10月頃の作業です。

 

E07Zエンジンから取り出したのコンロッドを流用するためピストンと分離しよう。

しかし、、、ピストンピンが抜けない。ホンダは圧入だった。

ハンマーで叩いたくらいではビクともしない。

急遽油圧プレスを買う。

アストロプロダクツの一番安物。これでも12tまでいける。

 

これでピストンピンが抜ける〜

 

やってしまった!

コンロッド曲げてしまった。

1本だけ新品を購入しよう。

E07Zだからまだアクティトラックで生産車両だもんね。

コネクティングロッド 13210-PEB-210

あれ?安いぞ。中古エンジン買って部品取りするより単品で3本買えば良かった〜

 

 

新品コンロッドが届いたら、気を取り直してピストンピン圧入。

熱膨張を利用する。コンロッドは熱湯で膨張させ、ピンは冷凍庫で収縮させる。

かなり固い。プレスで押し込む。

 

 

ガーン! ピストン側をカジッて壊してしまった。

今度はピストン3個とも破損。。。

800ccピストン買い直し。

 

 

 

ピストン圧入は無理。

もう失敗したくないのでコンロッド穴を拡大加工する。

フルフローとまでは広げずにハーフフロー程度にする。

 

アジャスタブルリーマーにて手加工でほんのちょっとだけ削る。

加工前 17.996mm

加工後 18.003mm

803ccピストンはフルフロー用なので抜け止めのクリップがあるため心配無い。

とどめにドライアイスを導入して更にピンを収縮させる。

近くの葬儀屋で1kg購入。

 

フルフロー加工&熱湯&ドライアイスで簡単挿入。

 

あーもう最初からこうすれば良かった。油圧プレスいらなかったじゃん。

 

その5へ続く

 

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