ビート エンジンボアアップ803cc その5

 

2018年11月〜12月頃の作業です。

 

部品が揃ったことで、いよいよ作業開始。

エンジン・ミッションを降ろす。

ビートのエンジンは下抜き。

エンジンクレーンでエンジンを吊りながらマウントを外して、2柱リフターでボディを上げる。

幌とトランクは外しておく。

 

使う部品はシリンダーブロックとコンロッドを除いた部品。

シリンダーブロックだけはボーリング加工に時間がかかるので、予めトゥデイのブロックを加工屋に出しておいた。

まずはビートのシリンダーヘッドを面研加工に出す。

3日後

ビートのシリンダーヘッドが面研から戻ってきた

今回は0.6mmの面研とした。

 

このボアアップピストンはそのまま組むと圧縮比が8.8になってしまう。。

将来、過給器を付ける予定なので0.6mm削って、少し低めの圧縮比9.4にする。

 

シリンダーヘッド組み立て。

オイルシールも交換。

 

3気等で部品点数が少ないかと期待したら、ロッカーアームの取り付けがパズルのようになっていて面倒。

普通にDOHCの方が安いですよ、ホンダさん。

ヘッド組み立て完了。

 

 

ピストンリングを組む

クランクメタルとコンロッドメタルは再利用した。

部品取りエンジンが5つもあるので、使えそうなメタルを寄せ集めて組む。

ザッツターボ、ライフ、トゥデイ×2、ビート、、、よくもこれだけ集めたものだ。

 

さらにエンジンを組み立てていく。

トゥデイのシリンダーブロック刻印は「E07A」 ビートと同じだ。

 

 

クランクシャフト比較

左 ビート 6.1kg

中 トゥデイ 6.6kg

右 ザッツ 7.1kg

 

ビートは一番軽いけど逆にバランスが悪いのでは?振動が多い原因はこれかも。

フライホイールを軽くするわけにはいかなかったのかなあ?ホンダさん。

ビートの雑な振動も含めて、「回っている感の演出」だったりして。

E07Zのクランクシャフトを使ってフライホイールを超軽くしたらスムーズな高回転エンジンになるかもね。

 

 

引き続いてドンドン組んでいく

腰下はほぼ完成。

 

 

 

軽量フライホイールに交換する。

ビートの回転モタつき感が気に入らない。フライホイールが重いためだろう。

メーカー純正は一般ユーザーが乗るからねえ、、、重いのは仕方ないか。

 

左 ビート純正4.7kg

右 サイドウェイ製ビート用 2.9kg

 

 

強化クラッチも入れてしまおう

強化クラッチ スズキジムニー用 φ180

部品番号 22400-85141 ※ホンダディーラーでは買えないので注意

 

 

ビート純正はφ160

直径20mm分だけ強化される

 

 

念のため取り付け確認。

何と言うことだ、スズキのクラッチがホンダミッションにピッタリ合う!

 

 

そして強化クラッチカバー

 ホンダアクティ用 φ180

部品番号 22300-PFE901

 

レリーズベアリング 20810-P37015

パイロットベアリング 91006-PFE004

 

ビート純正のフライホイールには取り付けできない。

特定の軽量フライホイールにだけ付けられる。

スズキ純正で強化クラッチで安い。

 

 

その6へ続く

 

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