ビート エンジンボアアップ803cc その7
2019年2月〜3月頃の作業です。
ビートのオルタは新品では手に入らない。そのうえホンダ式の逆回転なので他車流用ができない。
E07Aエンジンは2003年に製造終了したけど、E07Zはアクティとして2019年でも生産中だ。
2030年くらいまでは部品供給が続くはず。このE07Zオルタに換えておけば安心だろう。
ライフ用オルタを中古で入手。オーバーホールする。
カーボンブラシ交換
カーボンブラシは半田を溶かして外す。
新旧の長さ比較
交換してから気づいた。
取り付けの固定穴無しタイプを買ってしまった。
これではシャフト組み込み不可能なので1mmドリルでカーボンブラシに穴を開ける・・・
Ftベアリング交換、Rrベアリング交換
Rrベアリングの型番を間違ってしまった。幸いRrはガタは無かったためFtのみ交換する。
オルタプーリを大径化する。発電負荷を減らすためだ。
プレオS/Cプーリーを加工して取り付ける
軸外径が太いので削る
右 ビートオルタプーリーφ66
左 プレオS/Cプーリーφ81
プレオは4本溝なので外側を1本削る。
手加工で綺麗な3本溝プーリーになった。
オフセットスペーサーを作ってベルトの並行を出す。
スペーサの写真撮り忘れ。。。
オルタネータの配線加工
E07AとE07Zでオルタの端子が全く異なる。
・ビートオルタ端子 IG FR L
・ライフオルタ端子 C F G L
これを繋ぎ換える。
ビート配線 → ライフオルタ
IG → L
FR → F
L → 開放
これだけで完成。繋ぎ間違えると一発でオルタ基盤が壊れるので注意。
G端子は発電制御。開放-発電Hi 接地-発電Loで燃費向上になる。今のところは要らないかな。
あと、チャージ警報ランプは点かない。
チャージランプだけはE07AとE07Zのオルタ制御方式が違うので接続が無理。
変換基盤作るほどの価値は無いだろう。
次にディストリビュータのオーバーホール
キャップとローターを交換。3000円くらいと安い。
作業時間は一瞬で終わるが、エンジン搭載状態だとデスビに到達するまでが大変。
降ろしたついでに交換しておく。
軽く抉って外す。
ローター、キャップどちらもそんなに減ってはいなかった。
取り付け向き。
上死点でローターがペイントの合いマークを向く。
この800ccエンジンの使用部品。
シリンダーブロック | トゥデイ |
ボアアップピストン | 秘密 |
コンロッド | ザッツ |
クランクシャフト | ビート |
シリンダーヘッド | ビート |
クラッチディスク | ジムニー |
クラッチカバー | アクティ |
オルタネーター | ライフ |
オルタネータプーリー | プレオS/C |
クランクプーリー | ザッツ |
という組み合わせ
次回はエンジン搭載、、、の前にミッションギヤ比変更だ。